葛天琪氏は中国江蘇省揚州市出身。福州大学で建築学学士、華南理工大学で遺産保護修士を取得後、日本文部科学省 MEXT 奨学金を受け、金沢大学にて都市計画分野の博士課程を修了。2024年、工学博士の学位を取得しました。

博士課程では、都市空間と建築形態の革新的な設計手法に焦点を当て、多様な研究テーマを探究しました。具体的には、中国における新しい書店空間デザイン、地下空間のスマート活用、高性能断熱住宅の形態政策と熱環境シミュレーション、さらに人工知能を活用した住宅外形生成手法など、幅広いテーマに取り組みました。

これまでに国際学術誌での論文発表3本（採択含む）、国際会議での発表2回を行い、学術的成果を積み重ねています。さらに、中日両国において十数件以上の建築設計・都市計画プロジェクトに参画し、研究に基づいた実践力を培ってきました。

学術的な知見と豊富な実務経験を活かし、都市と建築の未来を見据えたデザインの創造を目指しています。